手作り肉まんの失敗は「こね不足」が原因だった、というお話

冬といえば肉まん!

中華まんとか包子とか色々呼び名はありますが、自分は学生のころから肉まんが大好き!で、スーパーやコンビニのものから、有名店のものまで、色々食べ歩いてきました。

そのうち自分で作れるようになりたいと思い、いくつかの本を見て作ったりしていたのですが、中々お店のようにはできず、肉まんの料理教室にも行きました。

そして、そのうちの一つレシピ、北京料理の本でよく見かけるこちらのレシピで作るようになりました。

 

●北京系の料理本によくある肉まんレシピ

  • 薄力粉 200g
  • イースト 3g
  • 砂糖 20g
  • 塩 ひとつまみ
  • 水 100㏄
  • 油 15㏄

1次発酵は25度くらいの部屋で45分くらい、1.5倍~2倍くらいに膨らみ指で押してはね返りのないくらいまで

2次発酵はせいろに入れて20分くらい、角が丸くなるくらいまで

強火で12分蒸す

 

1.肉まんの皮の失敗の原因

しかししかし、このレシピでの成功率は2割ほどとかなり失敗続きでした。。

具体的な失敗例としては、、

  • こねやすいが、1次発酵後の生地がだれて、具を包めないほどぐにゃぐにゃになる
  • 包み終わったときは良さそうでも、せいろの中で2次発酵している途中で生地の厚みにむらが出て、蒸しあがりは皮にムラができて茶色くなる
  • 蒸し終わって蓋を開けると一瞬でしぼむ

失敗したときの見た目はこんな感じです。

悲しい。。具は美味しいので食べるんですが、何より見た目のがっかり感を何とかしたかったです。

 

ネットで同じようなQ&Aを調べると、イーストの量を減らす、材料の温度を下げる、水の量を減らす、などあり、

それぞれやってみましたが確実に毎回成功するものはなく、明確な原因が分かりませんでした。

そこからずーっと気になって、20冊近く、点心や中華料理の専門書、粉もの系のお手軽レシピ本など調べてみたところ、これだ!!という原因が分かりました。

 

それはずばり「こね不足」でした!

 

それがすごく良く分かったのがこちらの2冊の解説だったので載せておきます。

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こね不足 = グルテンの膜がしっかり形成されておらず均一でない

その結果、

  • 餡を包む段階で、生地が柔らかすぎる
  • 蒸す段階で、膨らむときに薄く引き伸ばされ、蒸し器の蓋を開けると急激に温度が下がって形を支えきれずにしぼむ

という失敗につながる。

正に私の失敗そのもの~。

 

料理教室やレシピ本では、「つるっとなるまでこねる」「滑らかになるまでこねる」などの抽象的な表現でしか説明されないことが多く、自分はそこの理解が間違っていました。

そして、いくつか読んだ本の中に、「50~60回こねる」もしくは「100回こねる」、「10分こねる」などと書いてあったものがあり、それを参考に100回こねたバージョンを作ってみたところ、失敗のないきめの細かい肉まんができました。

また並行してホームベーカリーのこね機能(パナソニックの8分こね×2回)を使うバージョンも作ってみたところ、少しだけキメは荒かったですが、成功かなと思える肉まんができました。

今回は後で出てくる比較のために5パターンを作ったので、1パターン当たり粉100gで作った結果、量が少なすぎてケースの中で生地が泳いでいるように見えたので200g以上で作れば十分きめ細かくなると思われます。

 

 

2.肉まんの皮の配合の比較

またずっと疑問だった材料の配合については、失敗の原因を探るなかで読んだ本から、大まかに分けてこのようなパターンがありました。

特に、強力粉が配合されている場合がある、ベーキングパウダーをイーストと使う場合がある、辺り。

出来上がりの何が違うのか、見た目?食感?成功しやすさ?等々、気になって仕方なかったので、ホームベーカリーで比較のため、作ってみました。

こちらがその出来上がりです。分かりやすくなるかなと、肉まんと同時にマントウ(何も入っていない蒸しパン)も作りました。

 

  • 北京系・・・そもそも北京は小麦が主食で、小さめでもっちりした包子が一般的なようですが、自分は大きめが好きなので大きく作りました。画像のせいろの左半分が手ごね100回、右半分がホームベーカリーで作ったものです。いつも失敗していた北京系のレシピが、手ごね100回できめ細かく成功しました!

 

 

  • 台湾系、天津系・・・中国の南は米が主食で、甘めな料理が多く、包子もややお菓子的なふっくら大きめが多いようです。なお一度にこれらのパターンを作って試したので最後は疲れてしまい、発酵の時間をとるのがおろそかになり、、やや見た目は雑になっています。。

 

  • お手軽系・・・北京系にベーキングパウダーを多く入れたものです。牛乳とか混ぜるレシピが多かったです。

 

作って分かったことは、

  • 強力粉が入っていると生地が固くて、発酵に明らかに時間がかかるが、発酵不足っぽい固い生地で無理やり餡を包んで蒸したとしても、ベーキングパウダーが配合されているので、蒸すと一気に膨らみ、発酵の失敗を取り返せる
  • 食感にそれほど劇的な差は感じない
  • ベーキングパウダーで膨らましているものよりイーストだけの方が、時間が経ってもパサつかない
  • 少しでもイーストが入ることで風味は格段に良くなる

 

なお強力粉を使うとパンに近くなりもっちりするというのを期待して配合するのだと思われますが、薄力粉だけでもきちんと捏ねて発酵して成功すれば、もっちりはするので大差ないと感じました。

ただベーキングパウダーの意味として、イーストの発酵不足があったとしても、キメは荒いがベーキングパウダーで膨らませられるので、失敗なくできるし、時短になるというのは実感として分かりました。

またその場合のイーストは風味を補う目的であって、あまり膨らます効果は期待していないのかなと思いました。

ベーキングパウダーが入るレシピは、ほとんど発酵時間をとらずに蒸すレシピでした。

 

以上が、肉まんづくりに熱くなっていたここ5か月の試行錯誤のまとめです。

分からないことを解決したくて夢中になっていて、とばっちりを食らったりもしましたが、気になっていたことが整理できてすっきりしました。

 

なお今回はあまり触れませんでしたが、もちろん、湿度に応じた水の量の変化、温度に応じた発酵時間の調整なども、成功のカギになるのはそのとおりなので、今後も試行錯誤して、成功率9割くらいにしたいと思います。

 

こちらは搾菜と豚肉の肉まんです。味が複雑で美味しいです!

 

37 COMMENTS

ミヌ

始めまして 私は 韓国に住んでるミヌと言います
あなたの情熱にビックリしました
私も 肉まんが大好きで 大阪と神戸 東京にあるいくつかの お店に食べに行ってみました
その中で ゴジュウバンの 肉まんが一番 記憶に残りますね
皮が何か違って。。。
どうすれば 蒸しあがっても そのままの形であるのかと
あなたが書いたのは 私にいい勉強になりました
ありがとうございます

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poccuru

国を超えて、肉まん好きの方にコメントいただけて嬉しいです!

ゴジュウバンは、東京の神楽坂の五十番でしょうか。
フカフカで美味しいですよね

最近、なかなか肉まんを作る時間がないんですが、ミヌさんにコメントいただいたので、今週末でも作ろうと思います!

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kk

私も何度も肉まんを作ってほとんど成功したことがないです。蒸しあがって、十分くらい経ってから蓋を開けると、中に必ず一個か二個しぼんでしまうのです。綺麗にできたものもあります。同じ生地で同じ発酵時間を取るのに…..最初私は水滴が肉まんに落ちてそうなったのかなと思って色々工夫したがやはりダメでした。
もう理由がわからないです。

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いたばあ

私も豚まん大好きで何度も挑戦していますが、だいたい発酵途中で皮がダレて隣の豚まんと引っ付いてしまい高さのある豚まんになってくれません。ベーキングパウダーも入れて見ましたが、ダレた生地が立ち上がる事はありませんでした。水の量減らして見ようかしら?また挑戦します。

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ミヌ

そうです 神楽坂の五十番です。
私も何回も作ってみましたが するたびに失敗しました。
bp入れったら黄色くなったり
難しいですね

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ミヌ

また連絡して すみません
さっき書いてるとおり 作ってみました。
でも黄色くなりましたね
bpを入れたら 白くならなくて
入れる量が多かったからですかね
もし気になることがあったら 教えてください
お願いします

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poccuru

せっかく手間をかけて作ってくださったのに黄色くなってしまったとのことで、本当にガッカリする気持ちがわかるので何とかしたいです

黄色くなったことはあまりないというか、気にしたことがあまりなかったのですが、元々の小麦粉のオフホワイトではなくて、かなり強い黄色ということでしょうか?

思い当たるとすれば、読んだ本に書いてあったのですが、ベーキングソーダだと黄色くなるらしいのですが、今回お使いになったものはベーキングパウダーの方でしょうか?

あとは油の色も多少影響すると思いますので、透明な油だとより白くはなると思います。

手間暇かけてうまくいかない時のガッカリ感はよく分かるので、何とかうまくいくように願ってます!

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ミヌ

こんにちは
まず私のメールに答えてくれてありがとうございます
昨夜 色々調べて 蒸し用BPがあると分かりました
それで 今日それを買って来ました
いろいろ ありがとうございます
またやって 分からないことが あったら 質問しても大丈夫でしょうか?

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poccuru

もちろんです!
蒸しもの用のベーキングパウダーを早速買われたということで、私も結果が気になります。
上手くいくといいですね。

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ミヌ

こんにちは
bpを入れて黄色くはなりませんでした。
大きさも上手くできました。
でも、五十番の肉まんのように 真っ白にはならなかったです。
生地も餡まんのようになります。
ちゃんとして、肉まんのように作っても 蒸したら 形が変わりますね

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ミヌ

質問があってメールします。
1。小麦粉のメーカー社によって 色が少し違いますか?
2。bpを入れると2次発酵の時間はあんまり 要らないですか?

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poccuru

ご質問1についてですが、

確かに小麦自体の種類によって、灰分という成分の含有量が高いと色が黄色くなるようです。
http://www.cuoca.com/library/event/special/flour/cakeflour/
また製菓用の高級小麦粉などは、一番色が白く軽い中心部だけを使っているらしいです。

私は日本のスーパーで簡単に手に入る、製菓用高級小麦粉の日清製粉のスーパーバイオレットというのを使っていますが、色が気になったことはありません。

ご質問2についてですが、

BP入りのレシピはほぼ発酵時間なしでしたし、実際それで膨らみました。
あっても生地を休ませるくらいの10分とかだったと思います。

イーストを併用していてもそれは風味づけといった感じで、イーストで膨らませるための時間は考慮されていませんでした。

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poccuru

色々試行錯誤されて、徐々に理想形に近づいていて、その熱意がすごいですね!

生地があんまんのようになるというのは、蒸すとねじったところが膨らんで消えてしまうということでしょうか?

イーストだけで作るレシピだと、そこまでプックリ膨らむのは中々ないのですが、イースト+BPの場合、BPの量を少し減らしてみると良いのではないかと思います。

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ミヌ

ねじったところがなくなる。
日本語が分からなくて、説明できなかったのに よくわかってくれましたね
ありがとうございます。
もう一度、あなたの知識を教えてくれて ありがとうございます。
bpを入れても 30分以上 発酵時間を守ったのに 無駄な時間でしたね。
五十番の肉まん生地は、他店の物より丈夫(言葉わからなくて)、固い 印象でした。
それで 強力粉を入れると そうなるかなと思って テストやっています
また、分からないことがあったら
メールします。

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SATO

はじめまして!とっても面白く、深くうなずきながら読ませていただきました。
私も京都で肉まんを自己流で研究しています。
市販の肉まんが添加物まみれで、家族に食べさせたくない。じゃ、自分で作っちゃえ!となり。友人達にも好評で既に800個以上作りました…。
こねかたの違いで食感も変わったり、成型時の美しさが変わったり、
奥が本当に深いですよね。

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poccuru

800個は凄いですね!
私は足元にも及ばないですが、好きな肉まんが好きなときに食べたくて、作り始めました。

いくつか料理教室にも参加しましたが、なかなか思うような肉まんに出会えず、疑問も深まるばかりでした。

まだ毎度、試行錯誤ですが、納得のいく肉まんを作って、SATOさんの様に皆んなに振る舞いたいです!

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Rieko

初めまして。
私も、去年の11月ごろから肉まん作りに挑戦しています。
皮に油を入れると生地にどんな違いが出るのか?砂糖は皮にどう作用するのか?(白くなると言っている人がいました。)丁度いい捏ねあがりの見極め方は?(ある人が捏ね過ぎるとふくらみが悪くなると書いてました。)中華蒸籠と蒸し鍋は蒸しあがりに違いが出るのか?水から蒸すのか?蒸し鍋の蓋は少しずらしておくのがいいのか?・・・疑問は尽きません。
poccuruさんの記事はとても興味深いです。
ただ、私のコンピューター(複数)では、一番上の写真以外見ることが出来ないので、結局どんな違いがあったのかがわからずにいます。違いを文章にした記事を書いてくださったりしないかなぁと思い、コメントさせていただきました。

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poccuru

コメントありがとうございます!

しかし、写真が最初の以外見られないとは!
ショックです。
データにどんな差があるのか、確認したいと思います。

写真の違いですが、失敗作はしぼんで茶色く染みています。
例えるなら、小籠包みたいな、皮の部分が潰れて中が透けている状態です。

で、この記事を書いた後もうまくいかないときもまだまだあり、一つ気づいたことは、やはり高温すぎる蒸しはしぼむ傾向にありました。

うちのオーブンレンジの自動蒸しメニューだと、肉まんは95度に設定されていました。
それだとしぼみません。
いつも中華せいろで強火だったのがしぼんでいた原因の一つだと思っています。

返信する
Rieko

さっそくにお答えくださってありがとうございます。
コメントした後、何気なく写真のありそうな空白の上で右クリックをして新しいタブを開いてみたら、なんと写真は見られました。

>失敗作はしぼんで茶色く染みています。
あの写真を見ました。私も始めてたばかりの頃に何度か経験しました。

>高温すぎる蒸しはしぼむ傾向にありました。
そう言えば、そのシミの出来る失敗をしていた頃に、「水面近くの強い蒸気のに当てないように」とか、「水から蒸すように(最初5分くらいは強火で後は中火にするように)」とか、「蒸し鍋の蓋を少しずらすように」とかと説明をしている動画を見て、その点に気を付けて蒸したら、中が透けて茶色いシミが出来ることはなくなったのを思い出しました。これらの注意事項は高温にならないようにする対策だったのかもしれません。
ただ同じ頃に、小麦粉に対しての加水率を75%くらいから50%にしたので、どちらが影響したのかはっきりはしません。
それと、生地を捏ねた後で冷蔵庫に入れてゆっくり発酵させる方法を取り始めたのもその頃です。この変更で生地の硬さや発酵具合が少し扱いやすくなったように感じました。
生地で具を包む時に、縁をつまんで引っ張ると生地が均等に伸びる感じです。最初のシミの出来る失敗作の頃は、縁を引っ張ると伸びのいい部分とそれほどでない部分が出来ていました。

北京系、天津系、台湾系の違い参考になります。
また、新しい発見をシェアーしてください。

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poccuru

なるほど!
すごく参考になります。
蒸す時少し蒸し器の蓋をずらす、中火にするのをやってみます。

また確かに水を50パーセントより多いレシピだと、作業中に発酵が進みすぎて柔らかくなってしまい、包む時にムラができてしまっていました。

ちなみにベーキングパウダーをイーストと同量入れると失敗はないのですが、食べたときにパサつきとか、風味が劣る気がします。
見た目も味もいいのは難しいですね。。

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Rieko

お返事いただいてたのに、今気づきました。
poccuruさんのおっしゃる通り、加水率75%のレシピの動画では、材料を混ぜ始めてから蒸しあげるまでの時間を2時間(うろ覚えで正確ではないです)とかに設定して、逆算して作業を開始するように勧めてました。生地を切り分け成形し、具を包むのに手間取る初心者は早く作業を始めるようにと言うことです。でも初心者の私は作業に時間がかかるので、そうすると生地がまだ扱いやすい状態になってない段階で、包む作業を始めることになって、シミが出来る結果になったと、私は判断しました。それで、生地の仕込みを前の晩にして、一晩冷蔵庫でゆっくり発酵させる方法に切り替えました。その方が焦って作業をする必要がなく、他の家事との時間の折り合いもつけやすく現実的でした。ある動画では、生地を冷蔵庫で2-3日おいておけると言っていましたが、次の日に成形するのが一番うまくいくように感じています。多分長く置いておくなら、イーストの量を減らすとかした方がいいのだと思います。イーストの量はあまりに微妙な重量だし、季節の影響も大きいので、検証してはいません。
イーストとバーキングパウダーのバランスとても気になります。
もっちりし過ぎず、しかしパサつかずを目指してはいるのですが・・・検証が難しいです。

返信する
さっちゃん

 初めまして。
私は初めて肉まんをいただいたのは東京に近い親戚のうちでした。
今から60年近く前のことです。
田舎者の私はこんなおいしいものがあると驚きました。
そして何を思ってか高齢になり肉まんを作り始めあなたのところへ行きつきました。
自分なりに参考にさせていただいておいしい肉まんを作ると意気込んでおります。

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poccuru

素敵なコメントありがとうございます!
思い出が目に浮かぶようです。
肉まんの縁でお話が聞けてほっこりしました。

試行錯誤しながら肉まん作りに没頭するのは楽しいですよね。
私は最近仕事に家族に余裕のない日々なので、さっちゃんの感動した肉まんが再現されるのを自分の分まで楽しみにしています!

返信する
アイコ

初めまして。
今、まさに肉まんを作っていて、生地が膨らみ始めたかな・・・と、ちょっと見ると、全然膨らんでいない、失敗しそうな雰囲気・・・ネットで、膨らまない原因を調べたら、このサイトが目に止まりました。poccuruさんの熱意、素晴らしいですね!!

私は中国人と結婚した日本人で、日本在住ですが「お袋の味」と言えば、肉まんで、義母の作る肉まんに近づきたいと、時間がある時に挑戦しているのですが、まさに成功率2割です。poccuruさんも、きっとご覧になられている、北京の小麦粉料理のレシピ本を毎回参考にし、作るごとに、自分なりにちょっと小麦粉足したり、少しずつ成功するように頑張っていますが、なかなかうまくいきません。

先ほど、膨らまない原因はコネ不足、とありましたので、暴挙に出ました。発酵に入りかけた生地を再度取り出して、100回はこねてみました。これで、膨らまなければ、今日は膨らませないバージョンの肉まん、と言うことにします(泣)。
※ちなみに、肉まんは中国では北方の人のソウルフードですが、膨らませるバージョンと、膨らませないバージョンと2つあります。ただ、現地の人でも、作り慣れていない人だと失敗する人も多いそうです。義母は毎回美味しいふわふわの肉まんを作ります。

以前に、かなりいい感じにできた奇跡の一回があり、その時は小麦粉もイーストも全て中国から持ってきたものでした。やはり粉にも、何かあるのかなぁ?と思っています。中国では薄力粉はあまりなく、ただただ小麦粉!とか、餃子粉!などで売っており、それが日本で何にあたるのかが今も不明です。手間暇がかかる分、成功すると嬉しいし、失敗するとダメージも大きいです。なんとか、形にできるように頑張ります。

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poccuru

アイコさん、熱いコメントありがとうございます!
中国のお義母さんのテクニック、私も知りたいです。
確かに以前中国の方の料理教室で、中国では薄力粉とか強力粉とかの分けは存在しないので、なるべく近づくように配合を考えていると言っていました。
シンプルな材料だけにやはり材料がかなり影響していそうですね。。

あとブログをアップデートできていないんですが、先日買ってきた肉まんを蒸籠で蒸したときに、自分で作って失敗したときのように皮がべちゃっとつぶれて半透明になったんです。

買ってきたときは当然綺麗に膨らんでいたチルド肉まんだったので、膨らまないのは蒸し方にも原因があるということが分かりました!

北京料理の本にあった、蒸しあがりに急に蓋を外すと萎むというのがそれなのかなと推測するのですが、最後火を止めて少し置いても萎んだときもあり、、、成功は中々道のりが長いです。

手間かかるだけにガッカリ感も半端ないのですが、アイコさんの熱意ならきっと上手くいきますよ!
応援しています!

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アイコ

お返事ありがとうございます。肉まんは奥が深いですよね。中国にいた時には、いろんな具で肉まんを作ってくれる義母で、レシピなど何も見ることなく、手際よく作ってくれていました。
何度かお手伝いもどきのことをしたこともあるのですが、義母するととても簡単そうで、なんとなく聞いてたのですが、いざ自分でするとなると、全くダメです。
また、やる気がたまるのを待って、またチャレンジします!!

返信する
Rieko

アイコさん!わかるワ~その気持ち
良かったら、私のやり方で1回試してみたください。そこそこ失敗率少ないので。
日本の小麦粉事情がよく分からないのですが、私は、多分中力粉と強力粉1対1で混ぜたくらいの小麦粉を使ってるのだと思います。
密封できるプラスチック容器に 水110g 砂糖大さじ1 ドライイースト小さじ1 小麦粉200g 塩小さじ1/4 ベーキングパウダー小さじ1 を順に入れ箸で混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなってひとつにまとまったら、蓋をして、30分くらいそのまま室温でおいておきます。30分後、生地を取り出し捏ね代の上に7-8回叩きつけます。(”小高姐的 Magic Ingredients”というYouTubeチャンネルの中の動画のどれかで生地を叩きつけてます。この人の手の動きがとてもきれいで無駄がないです。)すると、生地の表面がツルツルになります。この生地をまた密封容器に戻して冷蔵庫で寝かせます。5日間以内くらいならいつでも都合のいい時に取り出して、続きの工程に入れます。
生地を6個に分けます。1つずつ生地を縁から中心に押し込むようにして、ほぼ球形に整えます。これに濡れ布巾をかけて30分くらい休ませます。その間に具を50gずつくらいに分けておくといいでしょう。蒸し器に水を入れておきます。生地をよくガス抜きしながら、円形に伸ばします(縁は薄めに中心は厚く)。具を包みます。蒸し板に肉まんを間隔をあけて並べます。準備してあった蒸し器に蒸し板をセットします。蓋をせずそのまま1時間くらい置いておきます。表面を指で軽く押してみて、ふくらみが戻って来るくらいが点火するタイミングです。蓋をして点火します。(蓋に付いた蒸気が水滴になって肉まんの上に落ちる構造だったら、布巾で蓋を包むなど対策をしてください。)強火で蒸気が出てきたら、その後中火で、合計15分蒸します。火を切ってから10-15分蓋をしたままおいておきます。これで出来上がりです。
今のところ、この分量でこのやり方で大失敗はほぼなくなりました。

北京には膨らませないバージョンの肉まんがあるのですか?良かったら、写真とか紹介してもらえませんでしょうか?

返信する
アイコ

Rieko様

ご丁寧に詳しいレシピありがとうございます。
次回は、ぜひこのレシピを試させていただきます。
膨らませない肉まん、画像をどうやって貼るのかがわからないのでURLを貼ります。

https://home.meishichina.com/recipe-65837.html

これは、ラム肉を使っていて、一般的とは言えないですが、形はこのままです。
見た目大きな蒸し餃子と言ったところでしょうか。でも、現地ではこれも肉まん(包子)と呼びます。発酵時間がいらないので、手軽にできる肉まんという位置付けです。

あと、膨らませる肉まんは日本人が想像する包み方とは違う、ラグビーボール包みも一般的です。
義母はとても上手にこの包み方をします。
https://www.sohu.com/a/115442618_107373

ちなみに、私の理解は中国の東北地方なので、北京とはまた違うかもしれません。

返信する
Rieko

アイコさん 膨らませない肉まんのサイトありがとうございます。
中国の粉もんは本当に種類が豊富ですね。
私も中国人の友人に肉まんの作り方教えてもらいに家まで行ったことあるのですが、レシピがなくて、すべて大体これくらいの量とか、大体こんな感じになったら次は・・・とか再現できなかったです。
中国の粉もんって、小麦粉のいろいろな持ち味をそれぞれに引き出して1品作っちゃうのよね。中国北部は粉もんがとても発達してますよね。山東なんて中心地じゃないですか?餃子有名ですよね。
私は、油条の食感と微かな甘みが好きで挑戦したことあります。ギリギリ油条的なものができたのですが、まだ習得出来てません。

返信する
こな

はじめまして。ウーウェンさんの教科書を読んで肉まんを作ったのですが、見た目はしぼみ、食感はべたっとし、何が悪くて困っていたところでこちらのブログに辿り着きました。おそらくコネが足りなかったということが筆者様のおかげでわかりました。もう作りたくないという気持ちでしたが、もう一回やってみます!ありがとうございました。

返信する
poccuru

こなさん
コメントありがとうございます!

ブログ更新できていないのですが、コネ不足が解消されてもなお膨らまず半透明な汁が染みたような仕上がりになるときは、蒸し上がりに蓋を急に取らずに火を止めて少し置く必要があるようです。

というのも、店で購入したチルドの肉まんを蒸した際に、なんと手作りのと同じ染みて縮んだことがあり、、
コネ不足はあり得ないので、辻料理専門学校の本にあった、蒸す時に蓋を急に外すと縮むという失敗が原因だとわかりました。

次回、お試しください。

返信する
ともこ

poccuru さま

はじめまして。
シンガポールに引越し、豚まんを作っていたのですが、ある日セイロを開けると皮がしぼんでシワシワになってしまいました。
こちらのサイトと皆さまのコメントが大変参考になりました。

わたしの失敗の原因は火力が強すぎたことと、蒸し上がってすぐに蓋を開けたことだと思われます。
他にも、小籠包を包むときのように皮を極端に伸ばして包むと、皮が薄い部分だけしぼみました。

こちらのスーパーで手に入るベトナム産の小麦粉を使っておりますが、加水率50%だとこねるときにものすごく硬いです。
力はある方ですが手首が痛くなりそうなほどの硬さです。このようなものなのでしょうか。
60%くらいがこねやすいです。

頑張って作って不出来だったときの残念な気持ち!
いろいろ失敗し、こちらのサイトも参考にし、成功率がアップしました。

ありがとうございます。

返信する
poccuru

ともこさま

コメントありがとうございます!
シンガポールでも豚まんを作られてるとは、遠くにも仲間がいるるんだなと思うと嬉しいです。

ベトナム産の小麦は硬いんですね。
短絡的ですが、ベトナムのパンのイメージ→フランスパン→硬そう
で、そういうものなんだなと納得してしまいました。

私はしばらく作れていないのですが、以前、中華街のふっくらした肉まん(チルド)をいつもの強火の蒸篭で温めたら、ひとつ、皮がへたって半透明になったのがありました。
こんな完成度の高い肉まんで同じ現象が起きるとなると、やはり火加減と蓋を開けるタイミングが一番強い要因なのかなと思ったので、ともこさまのコメントに裏付けをもらえた気がしています。

また寒い季節がやってくるので、皆さんのコメントを参考に肉まんを作りたいと思います!

返信する
ともこ

皮がへたって半透明になる、よく分かります!
フワフワではなくカチカチになってしまうんですよね。

前回すべてのカレーまんが成功したのに浮かれ、先日はいつもの倍量の800gの粉で作ったところ時間管理がうまくいかず、後半に蒸したものは特に生地がだれて平たい豚まんになってしまいました。
面倒でもあまり多量の生地を一度に作るのは、考えものだと学びました。
今日は粉400gで作ります。

豚まんは冷凍しておくと時間がない時や朝食にぴったりなのでよく作っています。

冷えた豚まんをセイロやレンジで温め直すのも良いのですが、フライパンに蓋して弱火で温めると底がカリッとして美味しいんです。最近はいつも温め直しはフライパンスタイルです。

返信する
poccuru

慣れていても、作る量が多くなると難易度あがるんですね。。

フライパンに直に置いて温める方法は、初めて知りました!
チルドの肉まんを食べるときに早速やってみたいと思います。

返信する
Rieko

「セイロを開けると皮がしぼんでシワシワ」問題
蒸篭に成形したものを並べて(二次発酵というのでしょうか?)しばらく待ってから火を点けますよね。全体的にふっくらしてからというのは当然ですが、「生地を軽く指で押してみて戻ってくるくらいの張りがある」ことを確認してから火を点けるとある動画で言ってました。あくまでも目安ですが1時間弱でしょうか。こうすると結果的に皮の表面もほんの少~し乾いてます。それもいいみたいです。
蒸し上がったら、少なくとも5分くらいはそのままにしておいてから蓋を開けるというのは多くの動画で言ってました。以上の2点を実行すると皮がしぼむことはなくなりました。

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