出産については、その後の育児に追われ改めて振り返ることがなかったので、ここで遡って書き残してみたいと思います。
お茶の水の順天堂医院で出産しましたが、ここではバースプラン(どういう分娩をしたいか、出産後は母乳かミルクかなど)を事前に書いて出す必要があります。
私は自然に陣痛が来てからの無痛分娩で立ち合い出産は希望しない旨を書いて出しました。
結果的に無痛分娩は大成功で、立ち合いはしていないですが、実際は直前まで分娩室にいたので立ち合いしてるのに近い感じでした。
出産までの経過を時系列で行くとこんな感じでした。
・2015年5月某日
▶予定日を2日超過して20時45分頃、自宅リビングで一人で夕食を食べていて破水。
ドバドバ水が出て、床がびしょびしょに。陣痛はまだなし。
▶登録しておいた陣痛タクシーで順天堂へ。
運転手さんから以前陣痛タクシーを利用した妊婦さんがパニックになっていた話を聞き、まだ余裕で会話。
会社にいる夫に破水して病院へ向かっている旨、電話。
▶順天堂の夜間受付から産科病棟へ。
分娩監視装置といわれる、胎児の心拍と陣痛をモニタリングする装置(丸く掌より少し小さい機器をお腹にベルトで固定)を装着し処置室で1時間か2時間ほど経過を見られて、その晩は陣痛室でそのまま就寝。
、、のはずが陣痛がきて痛くて寝られず、この日のためにダウンロードしておいた陣痛アプリで一晩中測定。
ウトウトすると痛みで目が覚める感じ。
・翌日
▶朝7時か8時頃、助産師及び麻酔科の医師が来た際に陣痛アプリで記録した陣痛の状況と痛みを訴えるも
産科の医師の診察では子宮口がまだそれほど開いていないのでもうしばらく待ちの指示。
▶13時頃に麻酔科の医師が再度陣痛室に来た際、耐えかねて麻酔を打ってほしいと訴えると
産科の医師の診察では子宮口がまだ3cmほどなので4~5cmになるまで引き続き待ちたいとのことであったが
かなり痛いことを訴えたところ、医師同士で交渉してくれ麻酔を打つことになる。
▶分娩室へ移動して、麻酔。
打つときはちくっとしたものの一瞬にして麻酔が効き始める。
ここからはかなり快適で、以降痛みはほとんど感じず、圧迫感があるのみ。温泉につかっているような感じでゆったり寛いでいるような感覚。
痛くなったら点滴でつながっている麻酔のボタンを自分で押して緩和。なお麻酔は一定時間に決められた量以上は投与されない仕組み。
▶分娩監視装置でモニタリングされつつ、分娩台で2時間くらい眠って起きての繰り返し。
分娩室は広かったので、夫も椅子でウトウトしつつ一緒に。
尿が膀胱にたまっていると産道が圧迫されるとかで一度、カテーテルで導尿してもらう。
合間に助産師、産科の医師が子宮口の開きを確認すると、順調に開いていっているとのこと。
麻酔科の医師も何度か様子を見て調整してくれる。
▶23時頃に子宮口が10cmくらいになり、いよいよ分娩準備。
助産師さんが立ち会って、いきむ練習開始。
▶1時間くらいして陣痛が弱まってきてるということで陣痛促進剤を投与。
明らかに激しくお腹が痛くなったが、分娩監視装置では陣痛が測定されず、陣痛がきていることが伝わらない。
しかし!かなりの激痛なのと、それまでも分娩監視装置がずれて陣痛の感覚が正しく測定されないことが前夜から何度かあったことから、恐らくずれてる!と訴えると、やはりずれており、かなり強い陣痛が起きていることが判明。
また麻酔科の医師に激痛を訴えるとすぐ麻酔をいい感じに調整してくれ、圧迫感のみ感じる状態に改善された。
▶陣痛促進剤を投与してからは1時間かからずに出産。
2時間ほど分娩台で経過をみてもらい入院部屋へ移動。
— なおこの日は出産が少なかったようで、最終的に産科の医師2名、麻酔科の医師、助産師2名の計5人に手を握ってもらったり声をかけてもらったりしながらの分娩となり、かなり手厚い対応をしてもらえました。
— 本当に幸運でした(*´з`)
出産の感想は
- 無痛分娩、万歳!
- 分娩監視装置のずれには気を付けろ!
- 陣痛アプリは有効!
- 出産してすぐ胸に赤ちゃんが来た瞬間はやはり感動する!
といったところです。
陣痛の痛みがMax10くらいとしたら、私は恐らく4くらいで耐えかねて麻酔を打ってもらいました。
それでもかなーり痛かったので、無痛にしないで出産した妊婦さんたちは本当に尊敬の一言です。
陣痛は痛すぎて失神したり過呼吸で手足が痙攣する人もいると聞きますが、そりゃそうなるよと思うレベルです。
もっと日本全国に麻酔科医が充実して無痛分娩が普通になるといいですね。
あと分娩監視装置(下の絵参照)はずれやすいと出産した方のブログを読んでいたのですが、本当にその通りでした。
これで措置も変わってきますし要注意です。
プレママタウン
http://www.premama.jp/tokushu/life_style/013/index.html
また陣痛タクシーは2つ登録しておきました。
日本交通が最大手で良さそうだなということで当日は日本交通で病院へ向かいました。
陣痛タクシーは、破水してタクシーが濡れてもクリーニング代を請求されない(あらかじめ防水シートが敷いてある)とか
病院の住所を言わなくても事前に登録するので迅速に行ける等がメリットですが
運転手さんがこれから出産する妊婦を乗せていると知っていてくれるだけでも安心感が得られてよかったです。
(´艸`*)
【追記】
2017年5月に二人目を順天堂で出産しました。
2年間の間に色々変わっていたところもあるのでその感想をUpしました。